一般社団法人市川青年会議所では、2025年の事業の一環として、障がい者・高齢者・妊婦など日常生活で困難を抱える方々の体験を通じ、思いやりの心を育む体験型イベントを実施いたしました。この企画は、4月例会で学んだ「青年会議所活動の意義」や「社会への運動の展開方法」を実践に移す場として位置づけ、メンバーの意識向上と地域との連携強化を目的としています。
本事業では、市川市民をはじめ、福祉団体、協賛企業、JCメンバーが一体となり、実際に障がい・加齢・妊娠などの身体的状況を体験できるブースを設置。スタンプラリー形式で自由に回れるようにし、視覚障害・車椅子・高齢者疑似体験・妊婦体験・生理痛体験など、全9種類の体験を通じて、当事者が日々直面する「見えにくい不便さ」を自分事として捉えることを目指しました。
特に注目すべきは、新入会員による「VR安全運転体験ブース」の企画・運営。JC運動への主体的な関与とチームワークの醸成が図られました。また、体験後には「やさしさの木」に感想を貼ることで、来場者が感じたことを言葉にし、共有する空間を創出しました。
さらに、特設ステージでは、障がい者音楽団体「レンコンバンド」や手話パフォーマンス団体などによる演奏・ダンスが披露され、会場全体が「やさしさ」や「共感」で包まれる温かな一日となりました。
この事業は、支援を必要とする方々への理解を深め、誰もが気軽に助け合える地域社会の実現に向けた一歩として、参加者・出展者ともに大きな学びと気づきを得る機会となりました。今後も市川青年会議所は、地域の未来を見据えた活動を続けてまいります。









