一般社団法人市川青年会議所



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理事長
第52代理事長 宇田川 浩一郎

スローガン

「乾坤一擲(けんこんいってき)」
〜 限界突破で市川の未来を再構築! 〜


はじめに


我々市川青年会議所の運動目的は「明るい豊かな社会の実現」であり、そのために我々の先達は日々努力を重ねてきた。一人では実現できない目的のため多くの仲間とスクラムを組み、多くの仲間と市民の意識を変革しようと努力した。最終的に市民が作り出す大きなうねりが照らし出すものが「明るい豊かな社会」であると信じ。青年会議所の組織は単年度制であり、組織や開催する事業は翌年全てが一新される。一度しか来ない尊い一年を、目的までの距離を少しずつでも縮めることで目的の実現を可能にさせることができる。毎年新陳代謝を繰り返しながら、その時代の実態に即した運動展開をして行く必要がある。相当な覚悟は必要になるが、一年という限られた時間の中で、街の課題は最優先事項から解決していくことが肝要である。この一連の流れを持続させることで毎年少しずつ我々の住む街を目的に近づけて行くことが可能になる。そういう意味において青年会議所運動はよく言われるような、単なる「不連続の連続」ではなく次の時代の起爆剤となるような一年の積み重ねの上に成り立っていると言えるのではないか。つまりその一年を大切にして次の時代に成功も失敗も引き継ぐことがまずは重要である。混沌として先の見えにくい現代であるが、本年度は「乾坤一擲」のスローガンの下、我々市川青年会議所会員が英知と勇気と情熱を持って市川という街を再構築し、少しでも「明るい豊かな社会」へと近づくよう努力する必要がある。



≪事業方針≫


主体性を持って市川を活性化しよう〜公利民福の精神の醸成〜


私は日本青年会議所や関係する諸団体で 4 年間日本各地の地域活性化策を学んできた。そこで見たものは2040年までには全国の自治体の約6割が消滅可能性都市になるという厳しい現実を突き付けられた待ったなしの街づくりの現場です。主体性を持ち、「行政や企業など他に誰がやらなくても自分がやる」という強い意志を持ったリーダーがいる街は成果が出る。地域の活性化に成功している街も最初はリーダーのそんな思いからスタートしている。着火点の熱量が大きければ大きいほど運動の規模は大きく効果的になる。そしてリーダーを中心として全体最適の考えの中で街が一体となった時に初めて、大逆転劇や奇跡がそこに起こる。そのような中で、市川市は東京都に隣接し、通勤に便利で人口が多く、商圏も広く商売がしやすいという面があり比較的恵まれた環境にあると言える。また、東京外郭環状道路は数年先には千葉県工区まで開通する予定となり今後市川市のヒトとモノの流れは劇的に変化していくことが予想される。他方面からのヒトの流入により外環道近辺にはアパートやマンションが建ち始め、人口減少社会ではあるものの、ある一定のレベルまでは人口が増加していくかもしれない。ただしその時に市民や我々が無策であってはいけない。どのような街の未来を描くかは行政任せではなく市民が主体的に考えるべきであり、特に我々青年経済人の手腕にかかる部分が大きいのである。また、そのような状況下でも市川青年会議所が地域から認知をしていただき、期待をしていただけるような存在であり続けるために、会員が経済活動をしていく中で地域から受けた恩恵を社会へ還元していく姿勢が問われているのである。自分さえ良ければという「自利」、不特定の方のためになろうという「利他」よりも、街に住む人全員の利益・社会の利益つまり「公利」を考え市民の幸福を考えられる人間を育成していく団体でありたい。我々がダイナミックな運動・事業展開をするための燃料は地域への感謝の思いなのである。


街としてのアイデンティティを確立しよう


地域の活性化という観点から言うと、大きなレジャー施設や新たに全国に名を轟かせるような産物を育成していくことは一朝一夕にできることではない。今ある要素を徹底的に分析して活用できる点を前面に押し出す。その上で、市川市のアイデンティティ、つまり「市川らしさ」を確立することは重要である。市川市には海があり、行徳付近では海産物が獲れ、北部を中心に台地が広がり、梨や農作物が獲れる。菅野から八幡にかけての市内中心部は古くから文人が住んだ文化の薫りがする街並が今も存在し、国府台エリアは大学や多くの学校がある文教地区としての特徴を持つ。寺社仏閣や歴史的名所も市内に多く存在する。これらは全て市川市の財産であり、そのような市川市の特徴に磨きをかけ、まずは市川市に住む人が市川市に愛着を持つことと、市川市を訪れる方が増え、交流人口が多くなるような活気がある街にしていく必要がある。


地域貢献企業のネットワークを構築しよう


市川市域の活性化の解決策になるべき存在は社会に貢献できる中小企業の発展である。地域に育てられた企業が CSR(企業の社会的責任)の観点から地域貢献という志を持ち、社会へ還元をする。逆に企業に対してはその還元が新たな企業価値の増進を生む。そういった好循環を生むためには、今よりも、もっと中小企業同士が連携することが必要であり、そこに金融機関、大学、各種 NPO、行政、メディアが加わることによって作られるコンソーシアム(共同事業体)を構築し、そこに関わる人材がお互いに刺激を受けられるような存在が必要である。そのようなネットワークができることにより今までは産まれなかった新たな出会い・閃きが産まれるのである。地道ではあるが着実にそのネットワークを構築していく必要がある。


市川市域のローカルコミュニティを再興し、地域の未来を担える子どもを育てよう


市川市には中心部から南部にかけて市川都民と言われる市川市に地縁が無い人が多く転入してきている。そのような方に定住していただけるきっかけは市川市が良い街・住みやすい街であるという住環境に左右される部分が大きいものの、そこに住まう人の性格や教養・文化面に関わる部分にも大きく左右される。将来に亘り愛着を持って市川市に住み続け子どもを産み住居を構えるというような自然な流れができる街にする必要がある。その中で核家族化が進行する現代において昔の日本の原風景、つまり地域に住む人同士が声を掛け合えるようなローカルコミュニティは必要である。特に子どもはコミュニティの中で更に大きく育つものである。地域の未来は子どもが鍵を握っている。レベルの高い教育や子どもの個性に合わせた多様性がある教育を展開していくことは必要である。同時に我々が行う運動展開により子どもたちに笑顔があふれ、郷土愛があり、道徳心・倫理感を持ち合わせた子どもを育てることが必要になってくると思われる。やがて子ども達が地域の住民に頼られるような人間になり、ひいては市川市の将来を担う存在へと成長してもらうために、まずは地域で子どもを育てるという考えを浸透させていくことが必要になる。お祭りや子供会の行事等の地域行事、地域に根差した風習・寄合など住民同士の潤滑油になるような存在はどこの街にも存在する。今一度その地域毎に存在する特色があるローカルコミュニティを見つめ直す必要がある。小学校 3 年生になると児童たちは市川市の歴史や文化、産物についての勉強を始める。これは江戸時代、否、それ以前から続いてきた郷土教育の名残ではないだろうか。我々でも気づかない、日々の生活の中で埋もれてしまっている地域の宝を子どもたちは大人よりも良く知っている。大きくなっても市川市に愛着がある人間に成長できるように、その手伝いができるような運動を展開していく所存である。


信頼から生まれる友情の輪を拡げよう


市川青年会議所は、2017 年からの 2 年間で多くの会員が卒業を迎える。これは単に卒業生の人数が多いという数の問題だけではなく、市川青年会議所の先頭に立ち、他の会員を引っ張って活動してきた熱意と経験のあるメンバーが一線からは退くという面を持つ。次代の市川青年会議所を担う人材の育成が急務であり、全ての事業・例会が会員の修練の場になる。会員は事業・例会の目的を把握し積極的な姿勢で臨むことが必要であり、同時にそのような機会は新しい仲間を迎える場にもなるため、毎回の例会・事業を大切にしていくことが求められる。今こそ会員全員で団結をして、目的意識を持った会議体としての機能を前面に出し、目的と手段が的確な活動をする必要がある。一緒に、自らが想像するよりも少し高い苦難を乗り越えよう。青年会議所において、志を同じくして、全力で活動していく中で醸成される友情は一生の宝であり、そこから生まれる力を信じて活動していく必要がある。会員一人ひとりが世間に対して市川青年会議所の良い広告塔になれるように、まずは自分が所属する市川青年会議所を勉強し、愛着を持ち、自信を持って入会候補者へ勧誘ができるような会員相互の気運を高めていく所存である。


「できない」を「できる」に変えられる人材を育成しよう


近年当市川青年会議所では例会への出席率の低下や会員の例会での滞在時間の低下が問題となっている。例会への出席は会員としての義務であることを認識することが必要である。しかし元を正せば、その意義が分かりやすく且つ魅力ある例会・事業が企画されているかどうかが肝要である。会員が参加した例会・事業での学びがもたらす成長や経験値と、会員が実働型の例会・事業に出席したことによって会が得られるマンパワーは出席率や滞在時間に比例する。それが大きくまた高いほど良い事業ができ、ひいては街を動かす原動力になる。会員はそのことを理解し、まずは毎回全員が例会に出席できるような雰囲気づくりを徹底していく所存です。「仕事があり例会に参加できない」「限られた予算の中では街を動かす運動ができない」というような、できない言い訳をするのではなく、スケジュール管理や会員の代わりになる労働力の確保、社員のモチベーションアップによる労働効率化等を考えられる人材が必要になるのである。街の中では誰とどのようなネットワークがあれば、この事業が実現できるかというような建設的な考えを持てる人材が必要になる。高い壁が目の前にあっても怯むことなく解決策を講じられる前向きな会員を一人でも多く育成することと、高い壁があることを事前に予測し、解決策を用意することができる会員を育成することが求められる。また、多くのことを青年会議所で学ぶことによって、会員がリーダーシップを発揮できる真の経営者人材へ成長できるような環境作りをしていく所存です。青年会議所は様々な業種の会員が集まる場所であり、仲間同士が青年会議所活動の中でビジネスの面においても切磋琢磨することで普段は産まれることがない成果も産まれる可能性が高まる。そして何よりもその機会を掴もうとする熱意を持った会員を育成することが求められる。


組織としての持続可能性を追求しよう


温故知新の心を持ち会議体としての組織・会務・総務の面で時代の変遷とともに失われてしまった良い習慣・行動を検証し組織をあるべき姿に導く必要がある。良い習慣が根付けば効率は一気に上がり同じ労力で良い青年会議所が構築され、良い運動ができる。また、同時に現状の組織や決まり事の中で変えていくべき事項があった際は迷わずそこにメスを入れ必要な検証を加えていく必要がある。組織として創立より 50 年を経過し 52 年目を迎える本年、今この作業を進めないと永遠に後悔が残り、明るい豊かな社会はいつになっても実現しない。その信念の下、我々は本年次代の市川青年会議所の礎となるような活動をしていく所存です。


おわりに


本年度のスローガンに掲げた「乾坤一擲」とは一か八かの大勝負という意味だが、我々は今市川青年会議所にある諸問題つまり、会員拡大・人材育成・そして持続可能な組織の構築といった難題を全力で解決していく所存です。20 歳から 40 歳までの人口減少や家業を継ぐ人間が減少するといった社会に対する逆風はあるものの、必ずや目標を実現し一か八かの大勝負に勝利する所存です。そしてもう一つの大きな問題、様々な形態や業種の法人や団体が設立される現代において青年会議所が青年会議所としての価値観の提示、つまり青年会議所とはどのような運動展開をしていく組織かという面を広く社会に再発信していく必要がある。何をする団体か、運動体としての意義・あり方を再度考える必要があり、日本全国で起きているこの負のスパイラルから脱却できるよう革新的な行動が必要である。
我々が行動することでヒトとヒト、企業・団体と企業・団体、ヒトと企業・団体に新たな化学反応が産まれるような活動が必要である。その両面を正すことがなくては、得てして我々の運動は独りよがりなものになってしまうであろう。
中国の易経に「窮すれば即(すなわ)ち変ず、変ずれば即ち通ず」という故事がある。市川青年会議所も2017年・2018年に満40歳を迎え青年会議所を卒業していく会員が現会員の半数に達するこの2年間の活動は非常に大きな意義を持つ。この機会に我々も自ら良い方向にモデルチェンジを図り、戦える態勢を整え、強い気持ちで運動展開をしていく所存です。努力をして、時代の波に抗いその中で新たな価値観を提供できる団体になるために、地域に太い根を張った、結果の出せる団体になるために一年間邁進していく所存です。